【再掲】それぞれのめざすところへ③【2011.07.30】
何をやるにも、“基礎”とか“基本”とかが大事!といわれますよね。
ピアノではまず、指の形と読譜力の体得は基本的な学習でしょう。
その後に必要なことって?
それは【質を高める】ということです。
ピアノを弾く、上手くなるにあたって、特別の秘密兵器はありません。
ただ、ごく普通のことの質の高さが“うまいか、そうでもないか”の違いなのです。
楽譜の解釈の仕方、タッチの加減、指の角度、動かし方、音質の違い・・・
これらがすべての違いといっても過言ではありません。
そしてそれらの勉強には、シンプルなテキストが一番役に立ちます。
ハノン、スケール、ツェルニー・・・
それこそこういった基本的なテキストをきっちりレッスンすることで、色んな発見があります。
ムダな動きがある。指の持っていき方が良くない。タッチする位置が悪い・・・
ほんとに思いがけない発見が続々でてきます。
いつもコンクールで立派な結果を出しているような生徒さんでも、
意外に弱いところや不備な点がみつかって、私も軽い驚きが。
ということで、
ある程度のレベルになったら常に基礎力の充実を心がけていきましょうね。
【質の高さ】を忘れずに!
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