【再掲】“自立期(反抗期)”の生徒さんについて【2010.07.31】
だいたい10歳ごろからみられる反抗期と呼ばれる時期は、
訳もなく機嫌が悪かったり、イライラしたり・・・反抗というより自立の時期です。
それはレッスンにもはっきり表れます。
うまく弾けないところでイライラ__うんざりしたためいきも隠さず、返事もせず・・・
いやいや弾いているのが伝わってきます。
強く出るタイプならかんしゃくを起こすことも。
こういうときは、‘それ’が過ぎるまで待つしかありません。
追い詰めたり、叱ったりしてもいい流れにはならないからです。
多少進度が滞っても仕方ない。
ささくれた気持ちを本人も持て余しているのだから、
正面からぶつからないように気をつけます。
機嫌を損ねやすくて笑顔もなく、練習させるといやそうなそぶりがありありと・・・と
年齢的に少し早目の自立期の生徒がいました。
ところがコンクールの課題曲を始めたら、
なかなかうまくいかない所も冷静に練習し、りっぱに入賞!
このときは本当に感心しましたよ。
弾きにくい所を文句もいわず黙々と練習し
決してあきらめずがんばり通したのだから。
本番直前のレッスンで
「難しかったのによくがんばったね。大変だったでしょう?」
___にっこり笑顔をみせてくれました。
難しい時期をうまくやりすごすためにも、
時には会話を多くしたり、時には弾きやすい曲を選んだり・・・
おかあさん、レッスンが進まないときは何かしら理由があります。
少しの回り道が必要な時もあると、長い目でご理解くださいね♪
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