【再掲】ピアノのレッスンは“習い事”か“教育”か?【2010.07.17】
ピアノのレッスンをどう捉えるかは、人それぞれと思いますが、
ここでは指導する立場から考えてみたいと思います。
レッスンをスタートするとき、「趣味で」とか「コンクールに出たい」とか、どんな希望をお持ちでも、レッスンの手ほどきは必ず基礎からのスタートです。
基礎__‘読符力’と‘指の形’を体得し、‘ソナチネ’に進むまでは、
“教育=学習”的な感覚で努力することをお勧めします。
そしてソナチネ(もしくはソナタ)にだいたい慣れたあたりからは、
目的に応じて“学習=教育”か“習い事=楽しみ”か、かわっていきます。
「コンクールで入賞したい」「音大に合格したい」なら真剣に取り組み、
「部活をしながらショパンを弾きたい」とか「ピアノが好き」なら、
無理のないペースで行けばいいのです。
ということで、【基本を身につけるまでは“教育的視点”で】
基本がだいたいわかったら
【自分の望むレヴェルを自分のペースで】というのが私のスタンスです。
保護者のみなさま。
何事もそうですが、基本を学ぶ時期は学習=教育ととらえ、お子さんの能力を伸ばすよう、無理のない程度に努力の習慣をつけてあげてください。
その先は本人の意思が決めること。
さらに上を目指したいのか、楽しむためにすそ野を広げるのか。
いずれにしても、基礎は学んでくださいね。
そして、それを使ってよりよい人生を歩いて行けますように・・・。
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