【再掲】“弾く”“練習する”“演奏する”とは?【2010.07.11】
みなさんはピアノを“弾く”と“練習する”と“演奏する”が違うことを知っていますか?
どれも同じように使っていることばですから、
その時々で含まれる意味をくみとっていると思いますが、意識的にその違いを考えてみましょう。
“弾く”というのは、音を出す、という言い方が近いので、
【楽譜通りに正確に音にする】
ということでしょうか。
これだけでも初心者のうちはなかなか大変。
なので、まず“弾く”ことが目標になりますね。
では“練習”とは?これははっきりいうと
【できないところをできるようにする】
ということです。
お母様たちは、お子さんがピアノの音を出していると
「うちの子、練習してるわ」と思うでしょうが、はたしてそうなのか・・・?
微妙なところですが、本人も自覚していないことが多いのです。
まずはよく考える__どこが苦手なのか?どこがうまくいってないのか?__
それがわかったら「できるまで何度もくりかえして」みましょう。
これが“練習”であり、上達の条件となります。
さて“演奏”すること___
これは、楽譜を正確に理解し、
作品にあわせた表現を吟味し、
それに必要なテクニックを磨き、
【伝えたい「なにか」を音に託すこと】でしょうか。
とくに、発表会などのステージのときはみなさんこのレヴェルを考える必要があります。
“演奏”するときは、作品やお客様、ピアノ・・・
色んなものへの敬意をもってステージに上がるべきだと思います。
それは、子どもだからとか、ちいさな曲だからとか、そういうことではなく、
そのラインで精いっぱいの演奏をする、という“誠意”ということです。
まずは“弾く”、そして“練習”ができ、さらに“演奏”を知る。
そうやって前進していってください。
先生が手助けしていきますよ♪
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