④練習したくない気分の時は
さて、練習したくないけどやらないとマズイよねという時は?そういう時に本気で練習する気は起きませんよね。
だったら、右手だけ弾いてみてはどうでしょう。
メロディーを、短いフレーズだけでいいから弾いてみる。なんとなくのんびりと右手だけ弾いてみる。それでよし。
すると、左手もちょっとだけやってみようかな?と思うかも。そしたらやればいいし、そうじゃなかったら右手だけでいいですし。
ピアノって、短いメロディーを弾くくらいならそれほど大変じゃありません。それにメロディーを知ると、もうちょっとやってみようかな?という気になりやすい。
いずれにしても、やりたくなかったけど、ちょっとだけ右手を弾いたという満足感があったり、やりたくなかったけどできそうと思ったり、そういった前向きさを持つだけで十分前進です。
もし両手でも弾けるような場合なら、ゆっくり気を抜いて弾いてみるというのもいいですよ。それをきっかけに、ちょっとちゃんとやってみようかなと思うかもしれない。これ本当です。
ここで私からお伝えしておきたいこと、それは、
やりたくない気分の時の子どもは、気持ちが前向きじゃないことが多いです。
がんばらないことがよくないと本人もわかっている。さぼると自責の念のような引っ掛かりが残る。後ろめたさですね。
ですので、ちょっとだけ弾いたというだけでも気持ちの重荷を減らせますし、明日はがんばろうかなと思えるかもしれない。
人は気持ちによってがんばれるかどうか、変わってきます。必ずしもやりたくない理由がピアノそのものとは限らないし、やってみたら意外にできたということもとても多いのです。
親御さんはお子さんの様子を見て、
じゃあ今日は練習休もうかとか、右手だけやったら?とか、弾けるところだけ弾いたら?とか、そんな風にアドバイスしてみてください。叱ったり無理強いしたりしないように。こんなことで親子関係が悪くなることはありませんよ。
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