指揮者・小林研一郎氏
指揮者の小林研一郎氏のお話が新聞で連載されていますので、少しご紹介いたしますね。
___子どものころお父さまが弾いた「荒城の月」を聴き、途中から伴奏がアルペジオに変わったときに衝撃的に感動し、音楽をやりたいと強く思った。東京芸大作曲科に合格するが、現代音楽が主流であることに居心地が悪くなり、指揮者を志した。。。
わかる…!と思ったのが、何かを聴いたときの衝撃的な感動、それが人生を左右するものになったというくだりです。私自身そこまでではありませんが、いくつかの曲によって演奏を磨く気持ちに火がついた経験があります。
また“調性的に自分の許容範囲を超えてしまう前衛的な作品”が受け入れられないというのも非常によく理解できます。私も美しいと感じないものは弾きたいとか聴きたいとは思いませんし。
そういえばピアニスト清水和音氏も同じことをおっしゃっていたかも・・・
まちがっていたらすみませんが、和音氏は確か現代曲はやらないとしていたような?おそらくご自身が魅力を感じた曲だけを深めていきたいということかと思います。
それにしてもやはり、感性の豊かさ、鋭さは、人に大きく強い何かを与えるものなんですね。
小林先生の連載はまだ続きます。朝日新聞『語る~人生の贈りもの』です♬
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