②おとなは子どものお手本
さて、前回に続いて心理士の先生のお話から。
___家庭は子どもにとって最初の社会。兄弟などと一緒に過ごすことで社会に適応する力が作られていきます。家庭の外では周囲が自分に合わせてくれませんから、その中で適応していく力を家庭で学びます。集団に入ったとき、友だちに批判や指摘ばかりしているとうまくいきません。そういうことにならないためにも、おとなは周囲の人のいいところを褒めるようにしていると、他者に対してポジティブな見方ができる子に育ちます。悪い所ばかりを言葉にしているとそれが子どもの中に入ってしまい、誰かの悪いところを指摘ばかりする子になってしまうので、おとなは子どものモデルだということを理解してください。。
なるほどとひざを打つお話です。おとなの声=言葉を子どもが聞き、それが子どもの中に入っていくのは当然のこと。
以前読んだものの中に、まだ喋れない乳幼児を数か月間祖父母に預けた、その後両親が養育したが、話せるようになった子は、祖父母の方言のニュアンスで喋るようになったという話を思い出します。
子どもは周囲の声=言葉を聴いて育つ。そしてそれを自分も話すようになる。
私たちおとなは、穏やかな声と前向きな言葉で子どもに接していかなければなりませんね。
では次回、子どもの横のつながりについて。
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