すーさんの笑顔
ほぼ90歳のすーさん、60代からピアノを習ったものの指の故障で歌に転向、数年前奥さまが亡くなられてからレッスン中断していましたが、昨日久しぶりにお越しになりました。
「長渕剛の乾杯を歌いたいと思いまして…」
発声練習から始まってのレッスンは以前と全くお変わりないご様子。お声も十分出ていてすごい!
「病院では、そのお歳で発音も動きもいいと褒められたんですよ」
「色んな趣味をやってきましたが、最後に残ったのは音楽でした」
すーさんは、ゴルフ、囲碁、将棋、グランドゴルフ、麻雀など本当に多趣味で、レッスンの曜日も「こことここしか空いてないんですが」とおっしゃるほどでした。
「でも、体力的にも眼の調子も悪くなりましてね。音楽だけが残ったんです。レッスンだいじょうぶかなと思っていましたが、いやぁ楽しいね!」と、笑顔でお帰りになりました。
すーさん、私もすごく嬉しかったです!また来週楽しみにしていますね♬
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生徒さんたちから修学旅行や連休のお話を聞いて、みなさん楽しい時間を過ごせてよかったですね。
5月の連休といえば…父を看取った11年前も、母を看取った7年前もこの時期は入院中。仕事以外の時間は病室にいるのが日課で、残り少ない時間を大切に過ごしていました。
そういえば…
呂律がはっきりしなくなった父の元に小学生の甥がお見舞いに来た時のことです。自分から喋るのは最小限の言葉だけだった父が「遠足に行ったの?」と声をかけて…自分の病気のことで精一杯な時も、祖父として孫を気遣っていた。。
私の娘が小2の頃、92歳の祖父の最後のお見舞いに行った時も祖父は強い痛みの中から「今度は3年生だね。そこまでは見られないなぁ」と優しいいたわる声で娘に話しかけてくれた。こんな大変な時でもひ孫へのやさしさを忘れないのかと感服する思いがしました。祖父も父も、最期の時まで小さき者へ対する年長者としての矜持をなくさなかったのですね。
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