④子どもを伸ばす~環境をチェック
家というのは生活の場、そこには誘惑もたくさんあります。
練習させたいけれど気が散ってしまうということもあるでしょう。そこで、ピアノの前に座ったときに、目に入るものを減らせたらいいですね。特に画面が動くテレビや遊びたくなるおもちゃなどが見えると、気がそちらへ行ってしまいます。
レッスン室は“ここはピアノを弾くところ”という意識があるので、ゲームしたいとかボール遊びしたいなどと言いません。それは当然でしょうが、子どもが週に一度、ピアノを通して集中し努力する姿勢を学ぶのは非常に有意義なことと考えます。
さらに、うまくいかないところ、苦手なところを先生と一緒に練習してみようというと、ほぼ例外なくどの子もちゃんと取り組みます。なかなかうまくできない時があっても、意外なほどイライラしません。
これは感情の伝播が関係しているのではないかと思います。
一緒にいる相手の気持ちが高ぶっているとこちらもそうなりがち。
高圧的な口調で指示されたらこちらも反発心が出る。
でも、先生が落ち着いて穏やかに誘導してくれたら?イライラしそうな気持ちが収まります。人と人との間では見えない気の交換がなされていて感化もされるんですね。
また、一緒に寄り添う先生がいることで、子どもは安心して取り組めるということもあります。挫けそうなときにサポートしてくれたり、アドバイスがあったり、そうしたことで子どもは努力を投げ出さなくなっていく。だからレッスンではどの生徒さんもちゃんと取り組んでハードルを越えていくのですね。
さて次回は、とてもいいサポートの親御さんをご紹介しますね♬
0コメント