③子どもを伸ばす~子供を見る

今日は親御さんの眼の効果について。

眼の効果と言っても抽象的ですが、文字通り“子どもに視線を注ぐ”ことです。

こんな経験はありませんか?子どもと一緒にいつも遊んでいる遊具の前を通ったときお子さんが「ねぇ、見てて!」と言って滑り台を滑った、というようなことが。

実際、子どもは滑り台を滑っただけでそれを褒めてくれと言うわけじゃない。ただ見てもらえればそれで気が済むんですね。たったそれだけのことで、だからなに?と言ってはいけません。理屈じゃなく、親御さんに見てもらったということだけが大事なんです。子どもは意識してなくても、いつもこれで遊んでいて楽しいんだよと言う共感を求めているかもしれないと推察もできますが、深く考えることはありません。子どもの気持ちはそれで収まり、おとなは見るだけでいいのですから簡単なことです。

これがピアノの練習にも言えます。

何も言わなくてもいいから、練習している後ろ姿を静かに見ている。子どもがそれに気づくようにだけはするのですが、長い時間じゃなくてもいい、親が自分を見ているというだけで子どもは安定し集中する気になるんです。ほんの1分でも構いません。そして練習を終わった子どもに「ちゃんとやってたね」「ずいぶん難しい曲に進んだんだね」「なんていう曲なの?」と短い言葉をかける。それだけでいいんです。

親は家事や仕事でやることが色々ある、また、姉妹兄弟がいる場合は親の視線を独り占めすることは難しい、子どもはそれを全部知っています。でも、1分だけでも自分に視線を止めているという事実が子どもの気持ちをプラスに持っていくのです。

もちろんマイナスな言葉は絶対言わないように。小言も言いたくなるかもしれませんががまんして。もっと練習しなさい、何ですぐ終わっちゃうの?またまちがえてたよ、などは我慢して、和やかな柔らかい空気だけを優先してください。それを時々繰り返すことで、子どもの努力の姿勢は作られていくのです。

自分だけに向けられた意識、視線、気持ちというのは、おとなであっても嬉しいもの。

ぜひ試してみてくださいね♬

福島県郡山市|橋本亜紀ピアノ教室

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