③子どもの成長と発達
さて今回は6歳児についてですね。
就学が近づいている年齢のこのころは、外の世界がどんどん増えてきて社会性が活発に発揮されます。見えないものをイメージして描くことも、思考して表現するなどもできます。
文字への関心が高まって読み書きが自由になり、テレビで流しているニュースなども理解しています。友だちと手紙のやり取りが盛んになったり、ニュースやおとなの会話から推察もできるようになっていて、おとなが想像する以上に成長しているのですね。
社会性が高まって集団遊びではより複雑なルールを自分たちで作るなど、かなりのことが理解できるようになっています。また、様々な手順や約束事などもしっかり覚え、指示されなくても適切な判断で動けます。自立が高まっていますね。
この時期になると、子どもは親の指示で動くのでなく自分の考えが出てくるようで、意に沿わないことはそれを示したり、また相手を気遣って遠慮することもできます。かなり大人と同じ感覚が出来上がっているのですね。
子どもの性格もはっきりしてきて、それを理解して接していかないと真っ向からぶつかることもあります。本人の意向を聞くのは大切ですが、わがままや逃避などがあるようならおとなの見識でいい方向に導くことも忘れてはなりません。言いなりはいけないけれど、支配的すぎるのもダメという難しさが始まっていく時期でもありますね。
では次回は、就学前の頃についてお話しますね。
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