お母さんからの協力
毎日の自宅練習、基本的にお子さんに任せておいても大丈夫ですが、小さいうちはお母さんが少しリードくださるとうまくいくことが多いです。
あるお母さんは、ノートの宿題を毎日見てあげているので音符の理解がしっかりしてきていますし、
生活の中でピアノの練習をうまく組み込んでくださっているご家庭も、レッスンが停滞なく進んでいます。
するとお子さんたちは「できるようになった!うれしい!」と笑顔と自信が増え、さらに伸びていくのですね。
こうしたご協力は、私としても大変嬉しくありがたく思っています。
そして。
お母さま方からの本当に助かるつながりはほかにも。
「この前レッスンから帰ってきたら、新しい曲を弾くのを喜んでいたんです」
「発表会のあと、少しミスしたことが悔しくてちょっと泣いたんですよ」
「コンクールに出たい気持ちがあるけどどうしようって迷っているみたいで」
こんな風にお伝えいただくのって、すごくすごく助かります!
本番でミスしたというのも、私の前ではいつも通り笑顔のまま。実際それほど大きなミスでもないから気にしなくても全然いい。でも、本人はそれがすごくつらかったんですね。それで私は、次のステージに向けて大事を取りました。少し早めに準備を始め、油断しないように声をかけながらレッスンしたんですね。そしたら、翌年は無事に満足いく演奏ができた。これは、あの時お母さんがそっと教えてくださったからできたことです。
コンクールを迷っているというのも、それならこういうコンクールもあるよ、コンクールに出る前にこういうやり方で本番の経験をすることもできるよと、色んな選択を提示してあげることができました。生徒さんのやる気に最大限に応えてあげたい。これも、相談してくださったからこそ、できたことです。
もちろん、新しい曲を喜んでいるというのも私としてはすごく嬉しいこと。そうか、こういう曲を弾きたかったのかと気づくきっかけになりましたし、子どものワクワクを知ることで私も弾む気持ちになりました。
このように、お母さま方からレッスン室以外での表情を聞くことはとても役立っているのです。
ご一緒にお子さんを育てていきましょうね♪
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