②子どもの社会性

では親(おとな)は、子供に対してどんなふうに接すればいいのでしょうか。

まずは子どもとコミュニケーションをとることが大事です。

つまり、親の言いたいこと、伝えたいことをちゃんと話す。同時に、子どもの気持ちも聞いて、双方の折り合いをつけていく。その折り合いをつけるときにちょうどいいバランスが取れること。バランス___抽象的な言い方ですが、注意点としては、親の言い分だけを突き通すと押し付けになるので気をつけないといけません。

また、子どもは周囲の人たちの気持ちを汲み取ることもだんだんできるようになっていきます。

はじめは親が子を導くことが多いけれど、子どもの人格や気持ちが育ってきたら、少しずつ子どもと対等に付き合っていくようにしていくこと。いつまでも幼子ではないと、親の方が気づかなくてはなりませんね。


叱れない、叱る自信がないという親も増えていると聞きます。

休日に遊園地や旅行に連れていくことで、子どもといいかかわり方をしていると思っている傾向もあるらしいですが、ポイントは、視線や気持ちが子どもの方を向いているかどうか。

一緒に過ごしていても、スマホばかり見ている親は結構いますよね。それだと、子どもと親の体が一緒にいるだけで、気持ちは一緒にいない。子どもは孤独感を感じていくのです。


では、どうしたらいいのか?

かんたんです。スキンシップを心がける。何気ない声掛けをする。そして同じ経験をする。それだけで子どもの気持ちは和らぐのです。

ある程度成長した子どもには、最初はうまくいかないかもしれません。でも、それでも続けていくうちに子どもの心にも変化が出てきます。もちろん、幼いうちから抱っこも会話も心がけていれば大丈夫。

同じ経験をするというのは、たとえばピアノの発表会やコンクールに向けて練習している時なら、親もその曲や練習に関心を示し聞いてやる。感想を言う。

その時に、お説教や叱る方向には絶対しないこと。何気なく褒めることを心がけてください。

「それを弾くの?なんていう曲?」

「なんかきれいだね。仕上げが楽しみだね」

「練習がんばってるね。えらいなぁ」

「今日は先生にどんなこと習ったの?」・・・こんな感じで十分です。

そして目標のステージが終わったら、その出来映えがどうであっても責めず、がんばりをたたえること。

「いい演奏だった!うまくなったねぇ」

「少しミスしたけど、全体的によかったよ」

「ここまでよく練習したね。感心したよ」

同じ経験をする、同じ方向を向くというのはとても大切なポイントで、子どもはその言葉があるだけで嬉しさと意欲が出るのです。


子どもはおとなから安心感や温かい気持ちを向けてもらうことで安定します。

安定は努力の下地。努力は自らを育てていく気力へとつながっていく。

子どもが反抗期を迎えるまでに親子の基盤を作れると安心ですね。

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