②見習うということ
見習うこと、こちらはピアノに関するお話として。
ピアノ、まずおんぷを読んで、指の番号を見て、音の長さも確かめて、それから弾く。
でも、なんとなくよくわからない気がする、ってありますよね。
そんな時、先生のお手本を聞いたら「あ、そうか!」と思ったこと、ありませんか?
私はありますよ。
自分が子どものころ、なんとなくすらりと弾けない時、そのフレーズを先生が弾くのを聞いて、「あ、わかった!」と思ったこと、今なお覚えています。
それがあるから、生徒さんたちが苦戦しているときはお手本を聞かせるようにしています。
“説明して、やって見せて、やらせてみる”
これは私の指導方針のひとつですが、こうをすることでどの生徒も弾けるようになっていくようです。
お手本ってすごく大事。
うまい人のピアノを聴くとやる気になったり、先生の弾くお手本で「できそう!」という気がしたり、目に見えない何かを感じたり…
最近、中学生の生徒さんのかなりの人数が合唱の伴奏を練習しています。
歌の伴奏ってリズムがむずかしいことが多くて、譜面上では解読が大変なことも。
でも先生がそこを弾けばリズムの苦労をしなくて済みますし、練習時間の短縮につながります。
お手本は上達へのポイントですが、ネットの動画を見て練習するのはお勧めしていません。
譜読み力がつかなくなったり、マネすることが練習と思ってしまうと実力養成にはつながらないんですね。
自分で考え、わからないところは先生の説明を聞いて、自分の指で練習する。
これが基本ですよ♬
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