①指使いの意味
指の番号の通りに弾くのって、少しめんどうに思う人は意外に多いですよね。現に子どもの頃の私がそうでしたから、その気持ちよくわかります。
結論から言うと、
指の番号は楽譜通りじゃなくてもいい場合がある、でも、ダメな場合もある。
これについて説明しますと、
最初の頃は、指の番号通りに弾いた方が弾きやすいです。
初心者のテキストの場合、動きやすい指で弾けるようになっているので、楽譜通りに弾く方がいい。また、指の番号を覚える・指の番号通りに弾くという習慣をつけるためにも、楽譜の指示は守った方がいいです。
また、
音階などフレーズがつながっている場合は、指使いのミスで弾けなくなってしまうのでこれも楽譜にある通りに。
ですが、
同じ音が繰り返されている同音連打は、指を取り替える指示があっても場合によっては同じ指で弾いてもかまわないし、レベルが進むにつれて必ずしも楽譜通りじゃなくてもいいことも増えてくる。
私は、弾きやすそうな指使いをそれぞれの生徒に応じて教えていますが、絶対これ、というときもあれば、こっちでもそっちでも好きな方でいいよと言うことも多いです。
もし先生が本に印刷されていない指を教えたら、それがあなたにとって弾きやすいよという指使いなので試してみてくださいね。
では次回は、別な視点からの指使いについてお話しますね。
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