汎化とは
これ、聞きなれない言葉ですよね。汎化=はんか、と読みます。
平たく言うと、
何かの能力が伸びると、それとは直接関係してない部分も伸びること、です。
脳の中の偏桃体は感情、海馬は記憶をつかさどっています。
この二つは近いところにあり、つながっているとも言えるかも。
子どもの知的好奇心は関心のあるものに惹かれていく、つまり好きなもの(感情)に触れることから様々な知識を獲得していきます。
これが子どもの知力の発露と言えるかもしれませんね。
絵本や虫、動物などに興味を惹かれるのはみなさん経験上ご存じのように、
それらをきっかけに子どもの興味関心は育っていきます。
そして幼児からの習い事トップがピアノ。
脳科学者の先生方が、習うならピアノと断言するほど、子どもの力を伸ばすにはピアノを習わせるのが推奨されています。
脳と指を同時に使うことで集中力が形成され、また弾けたという喜びや達成感、情緒の豊かさが人間形成の基盤を作っていくものになります。
とくにピアノのレッスンは1対1でやるものですから本人に合わせた指導が可能なので、
体得が早いならどんどん進めるし、ゆっくりなタイプならそのペースに合わせて指導できるという利点があります。
音楽教育は2~5歳ですでに開花していくとのことなので、
何度も繰り返し練習することで神経細胞同士の連絡(シナプス)が広がりより強固になっていく=上達するということです。
幼い段階から、ピアノを通して弾ける楽しさを知り(感情=偏桃体)そこから様々な能力が育ちやすくなっていく。こういったことを汎化と言います。
指を使うものとして折り紙や塗り絵なども有効と思いますし、おとなのうまいリードがあると子どもは伸びやすくなっていくのではと、私は仕事上の経験からも実感しています。
やらせすぎず、さぼりすぎず、お子さんを伸ばしていきたいですね。
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