どんな感じ?
だいたい曲が弾けるようになったころ、先生が時々訊きます。
これってどんな感じの曲?
「やさしくて、なめらかで、きれいな感じ」
「軽くて、弾んでて、踊るみたいな感じ」
「元気で明るい、はっきりした音って感じ」…
___みんなそれぞれ感じたことを伝えてくれます。
そうそう、そんな感じだよね。じゃあそれを忘れないで弾こうか。
曲にはそれぞれ性格のようなものがあります。
悲しい感じ、楽し気な感じ、元気な感じなど、言われてみればそう思うますよね。
レッスンでそう訊かれるからか、だいたいの生徒さんは言いよどむことが少ないです。もちろん、曲には言葉では表せないものもあるから、言語化が簡単じゃないこともありますが。
お母さま方が子供のころ習ってたレッスンで、イメージなどの話が出たことがありますか?
ないとお答えになる方がほとんどで、それも仕方がないと思います。だって私もそうでしたもの。
ピアノはミスせずに弾ければOKという価値観、確かに昔はあったと思います。昔のピアノ教育では間違わないことが一番大事だったかもしれません。
だけど、
本来のピアノの楽しさはちがう。
もちろんノーミスの方がいいですよ。でもそれがゴールじゃない。もっと手ごたえがあってすてきなもの、それがピアノ本来の楽しさです。
生徒さんも親御さんも、ノーミスだけがゴールにならないように。もっといい何かがピアノにはありますよ♬
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