③こどもとおとなのちがい

しつけというのは、社会に出ていくときの様々なルールを教えることですね。

やってはいけないこと、家の中ではいいけれど外ではダメなことなど、多岐にわたります。

また、

保育園や幼稚園、小学校でのルールを守るために必要なことも出てきます。

宿題や持ち物、遅刻しないなどはその代表的なもの。

遅刻しないために早く寝るとか、宿題のためにゲームの時間を制限するとか、そういうことが家庭の中でのポイントですね。


さて、こどもが小さいうちはある程度親の指示や決まり事を提示していくことになりますが、

そのまま何年もそれを続けていくことはちょっとまずいようですよ。

というのは、子どもは成長するから。

要するに、子どもはいつまでも幼児ではなく、思春期を迎えるということです。

思春期の時期には男女差、個人差がありますが、10歳ごろからが思春期の始まりと思ってください。

それまで親の言うことに従っていたけれど、だんだん自我が出てきて反論したり、親から離れる時間が増えたり。

親としては戸惑うでしょうが、これは自然で正常な反応です。

子どもオリジナルの気持ちや考えが出てきて、それが親と食い違うことも多くなる。

そこで親に逆らったり抗議したりすることを反抗期(自立期)と言います。


この時期になったら、命令調や上から目線とか、それまでの接し方を変えないと子どもとの関係が悪くなってくる。

おとなの方も態度を変えないといけないのですね。

今まで支配下にあった子どもを、少し距離を置いて眺めてみる。

ひとりの人間としての視点で見ることを増やすのです。

あなたはどう思うの?どうしたいの?どうすればいいと思う?…

子どもを尊重する、意見を聴くことを増やし、少し対等に付き合う形にする。

こうした対応ができるといいですね。

かといって、

いきなり何でも子ども任せにしていいわけでもない。

臨機応変としか言えませんが、少しずつ、そして場合によって、子どもを尊重し干渉を減らしていく、正面からぶつからないように控えるなど、

付き合い方の工夫も必要です。

そうすることで、それぞれの位置関係が落ち着いていくと、親子がおとな同士の付き合いへと変化していけるでしょう。

何にしても時間はかかります。

思春期は不機嫌も多く気まぐれで扱いづらいもの。

でも、つかず離れず的に様子を見ながら接していくことで少しずつ落ち着きを見せてきますよ。


次回は、そんな中でもちょっとまずいようなことがあった場合についてです。





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