れーくんのピアノ
中1になったれーくん、幼稚園の時からピアノを始めて7年くらい?
ここ数年はもっぱら自分で選んだ曲を弾いています。
もちろんれーくんも基本的なテキストでみなさんと同じように指導してきましたが、
ソナチネあたりを過ぎ5年生になった発表会に、『ひまわりの約束』を。
これは私が勧めたものですが、ステージでの彼はすごくすごく感動的な演奏を。
音色も表現もすばらしく、本当に胸を打つ演奏をしてくれました。
それ以来、彼のファンの後輩たちも増加中。
それまで、
どの生徒さんにも“弾きたい曲があったら先生に言ってね”と声かけしていましたが、なかなかリクエストは来ないまま。
いえ、中高生以上に生徒さんたちは自分で選曲したクラシックを弾いていましたよ。
でも、
ある程度の基礎をやった10歳前後になったら、アニメでも流行っている曲でもいいから、やりたい曲を言ってねと伝えてもみんな言ってこなかったんですよね。
でも、
このれーくんが『ひまわりの約束』を弾いたあとから、どんどん希望曲を申し出る生徒が増えました。
これ、とってもいい傾向!
私は本当にニコニコしちゃいましたね。
ピアノは、真面目にクラシックを弾かなければならないと思い込んでる人、多いですよね。
でも私は、
基礎的なテキストで力をつけたら、クラシックでも好きな曲でも、ジャンルは問わずに進めてほしいと思っていたのです。
だいたい、ピアノ=クラシックというイメージは無理からぬことでああるけれど、
すてきな曲は世の中にたくさんある!
世情に疎い私は流行を追いかけるタイプじゃないので、今流行っている曲もよく知りません。
だから、弾きたい曲を申し出てくるのを待っていたんですよね。
このれーくん効果で、
髭男爵やBTS、洋楽を始め、アニメソング、ジブリやディズニーを希望する生徒がぐんと増えました。“鬼滅の刃”はもう何人も!
知らなかった名曲がいっぱいで私も楽しいレッスンになりました。みんなのおかげ!
ピアノは、真面目なテキストをやるために習うのでなく、好きな曲を弾くために習う。
かといって、
そういう曲ばかりをやるわけではなく、ハノンで指を作り、柱となるテキストと併用するようにしています。
結果的にうまくなればいいのです。
なんの曲を練習したとしても、基礎の上に上達があることには違いない。
発表会でお聴きになった方はご存じでしょうが、クラシック以外の曲が簡単なわけでは全然ない。
いい演奏なら、なんの曲を弾いてもいいんですよ。
基礎を踏まえてピアノを楽しく、練習というより楽しんでうまくなってくださいね。
ところで。
れーくん、こんな曲があるんだけど・・・どう?やってみない?
「うーん…そういうクラシックはどうも…」
気が向かない?
「うん」
___と、れーくんはショパンを辞退。これくらいすぐ弾けるのになぁ♬
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