②自宅練習について
さて、ある年長さんの場合。
お迎えから帰宅すると6時半ごろ、お母さんが夕食の支度をしているときにピアノの練習をする約束で、時間は10分か15分くらい。
初回のレッスンの時に、先生が提案したことを守ってくださっているんですね。
『お母さんが夕飯の支度をしているときに練習する、〇時になったら練習するとか、決めるといいですよ』
『学校の宿題をやったらすぐ、おんぷノートを書いちゃうと楽ですよ。鉛筆をそのまま使えますしね』
私のアドバイスをそのまま実行しているるーちゃん(小2)は、学童クラブにおんぷノートを持っていってるとのこと。
「なんだか張り切って楽しそうです」とお母さま。
「あき先生から言われたとおりにやっているので、私が言わなくてもいいから楽なんですよ」と。ほほえましいですよね。
習い事もあってちょっと忙しいまーちゃん、
『じゃあ、〇曜日には練習すると決めてみる?』
「うん!えーと、これとあれが〇曜日にあるから…」
『だったら、月・水・金曜日は弾けそう?』
「それならやれそう!でもこれだけでいいの?」
『もちろんいいよ。3日だけでも練習できたらりっぱ!もっとやれそうなときはがんばってね』
「わかった!ここに書いておくね」
小6のみーちゃんも、もうずっと夕食前の練習が習慣化しています。
「だいたい毎日20分か30分くらいかなぁ?別に大変じゃないです」
習慣化するとどうってことはなくなるようですよ。それにみーちゃん、進みが早くて停滞がない。静かな性格ですが難しい曲への意欲もあり、かといってやりすぎることもない。
↑これ、意外と大事ですよ。過ぎたるは及ばざるがごとし。やりすぎはイヤになる原因でもあるので。
中学生のゆーちゃんは、生徒会や部活もあって忙しい毎日です。
「勉強してて、飽きたらピアノ、気分転換にピアノ、という感じかなぁ?」
『それはいいねー。大変じゃない?』
「だいじょうぶ!この曲きれいだから弾きたいし」
ゆーちゃんのように基礎力を使いこなせていると、ピアノを練習ととらえずに“弾きたいから・好きだから弾く”という感じになりますね。←私の願いはこれなんですよ。
ごく一部をご紹介しましたが、こんな感じで練習が生活に組み込まれていくといいですよ。
学校の宿題をやるのと同じように、レッスンの復習が習慣になるといいですね。
短い時間でもいい、毎日じゃなくてもいい、でもサボりすぎない程度にやるだけで、けっこう弾けるようになっていくものです。本当ですよ。
それぞれのペースに合わせてムリなく練習ができるように、宿題に出す量も本人と相談しながら決めています。
自分のペースで、ノンストレスで弾いてくださいね♬
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