①自宅練習について
「どれくらい練習したらいいの?」
これはよく訊かれる質問ですね。でも正答はなかなか…
ケースバイケースなので、これとはっきり言えるものではないんですが、
参考までにお伝えしましょうね。
それぞれの生活スタイルやピアノに対する意識によって話は変わってきますが
まずはごく一般的なところから。
放課後に学童クラブなどに行って帰宅したら、6~7時くらいでしょうか?
そこから夕食などということになると思うので、帰宅したらまずはピアノの練習という習慣がつくといいですね。時間は、飽きない程度で。
集中力や気力は個人差がありますから、本人に無理のない時間で十分。10分でも30分でも本人が機嫌よくやれる量でだいじょうぶ。
習い事が多いお子さんは、週に3~日など、〇曜日はピアノの練習をすると決めてもよさそう。練習時間は本人にとって無理のないように。
自宅練習の習慣がついてない場合は、週に2日だけでも曜日を決めてみましょう。
練習を全然やらないと、前回習ったことも忘れてしまうし、できてたところも弾けなくなる。それではもったいないですものね。
ピアノの練習は毎日やるのが理想ですよね。それはみなさんご存じでしょう。
でも、それはなかなかきついことでもありますし、義務化してしまうとキライになってしまう。つまり、伸びるものも伸びなくなってしまいます。
おとなたちが理想の子に育てたくなる気持ちは無理からぬことですが、子どもというか人間は誰でも、馴化もあれば嫌気がさすこともある。ですので、心の状態を無視して接するといい結果にはならないんですね。
むずかしいですが、“ほどほど”という感じで練習環境を整え、気が乗らなそうなときはあえて見逃すということも大切。そのうちやるようになりますから、心配いりませんよ。
でも、と言わなくてはならないのが先生の立場。
コンクールに出たい、入賞したいなら、練習不足ではムリですよ。
習ったことをマスターするために、練習は不可欠です。それに、練習量と音色の良さは比例する。
これだけは、先生だけががんばってもムリというもの。練習量を確保してくださいね♬
次回は、自宅練習をどんな風にやっているか何人かの先輩たちをご紹介しますね。
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