③おとなの生徒さん
さて、初心者ではありませんが、
40年ぶりにレッスン再開なさった50代しーさん(男性)もいらっしゃいます。
中学生まで弾いていたピアノを40年ぶりにやろうと思ってとお見えになったのは3年半前。
その時、持って来た曲がバッハの“フランス組曲”。
すごいですねぇ、こんな難しいのをひとりで練習していたんですか?
ということで、
ハノンとバッハを手ほどきしたのを皮切りに、
モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンと数々の大曲をこなし、
2年前の発表会にはベートーヴェンの悲愴第1楽章を、昨年はショパンの華麗なる大円舞曲を、それはそれは素晴らしく演奏されました。
もちろん暗譜ですよ?こんな長い曲を。すごーい。
経験者の生徒さんは、知らないうちに弾きくせのようなものがついていきます。
その指を修正しながら、そして音色や表現を引き出しながら、磨きをかけて完成度高いものへと導きます。
もちろん、
弾くだけで十分楽しいですとおっしゃる方もたくさんいますよね。
そういう場合も、
もしもっと上手になりたい、いい演奏を知りたいなら、こんな風に仕上げていけますよとお手本を弾いてあげますと、
おとなも子どもの生徒さんも「そんな風に弾きたい!」と思ってくれるようです。
じゃあ少しずつ慣れていってねという形でレッスンしていきます。
だから発表会ではみんなに褒めていただけるような演奏になる、のだと思います。
感性、感じる力というのは、自分を磨いていく大事な要素。
いいものを知って、いいものを手に入れてくださいね♬
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