習ってないことは、できない
引き継いだ生徒さんのお母さま方から、発表会の感想で
「レベルが高くてびっくりしました」とおっしゃっていただくたびに思うことがあります。
誰でも何でもそうですが、
『習えばできるようになる』し、『習ってないことはできなくて当然』だよねと。
というのも、私が15歳の時の経験からそれをつくづく実感しています。
私は15歳の時から、音大関係の先生に師事しました。
その時の驚愕と言っていいほどのショックは今なお鮮烈です。
譜読みやリズム、指使い、音の出し方、指の角度や動かし方すべて、直されることばかり。
そして、何を訊かれても、その単語すらわからないことばかり。
今思えば、その先生もかなり呆れたこととは思うのですが、私としては「だって習ってないのに知ってるわけないよ…」
それまで習っていた先生のせいというのでなく、レベルがちがいすぎたというのが原因でしょう。
さて、
そんな経験をした私が教える立場になったときに思ったこと、それは
『習ってなければできなくて当然、知らなくて当然。じゃあ教えよう』ということ。
基礎的なことはもちろんのこと、
コンクールで入賞したいならそれに必要なことを、
音大に合格したいならそれに必要なことを、
この曲を弾けるようになりたいならそれに必要なことを、責任もって教えようと。
別にむずかしいことじゃない、特訓するような内容じゃないんです。
ごく当たり前のことを、それを質を落とさないようにさせていくことをベースに、
入賞や合格ができるレベルを教えていくこと、
生徒それぞれの次の一歩を目指すこと、
そういったことを指導方針としてやってきた。
そしたらみなさんから褒めていただけるようになって、本当によかったなぁ。。。
みなさん、習ってないからできない・知らないのは、あなたのせいじゃないの。
誰でも習えばできますよ、必ず♬
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