努力する習慣・根気を育てる
私がレッスンで学んでほしいものの一番の要素、それは“努力する習慣”です。
『注意力を育てる』の記事と同じ、いえそれ以上にはぐくんであげたいもの。
根気と言ってもいいかもしれませんね。
ピアノのレッスン、それは “繰り返し練習する” が最大のポイント。
なんでもそうですが、
練習=繰り返し回数を重ねていくことによって上達が得られます。
それはわかってるんだけどなかなか…というのが本音、ですよね。
わかります。私も子どものころはそうでした!
さて、
繰り返し練習するには根気が要ります。
すぐ飽きちゃう‥‥‥でしょうが、たとえば回数を決めて弾くというのもいいですね。
つっかえるところを5回弾くとか10回弾くとか、
こうした具体的な数字だとやれるかもしれません。
でも、
それはわかってるけどつい‥‥‥という人も多いでしょう。
じゃあ、何が原因でそうなるか?
うまくいかないとすぐにイヤになっちゃう気持ちって誰にでもありますよね。
だけどやれる人もいる。何がちがうのかな?
レッスンしていて気づいたのですが、かんたんに言うとそれは“慣れ”だと思いますね。
・繰り返す練習する習慣がある人、
・イヤにならない思考回路ができている人
ざっくり言うとこの2パターンのどちらかができていると苦じゃなくなるようですよ。
ですので、
私はレッスンの時に、「つっかえたらすぐ直せばいいのよ」と言っています。
まちがえた、つっかえたとき、「あーまちがったからもうダメだ」と意気消沈する子は結構います。時には「叱られるかも…」という表情の子もいます。
だけどね、なんでも間違わないなんてこと、ありえませんよ。
まちがったら直せばいいの。
落ち込む必要はなくて、すぐ直せばいいんですよ。
そういった声掛けをしていくことで、
ふてくされたり投げ出す子は一人もいないんですよ。本当です。
「あ、まちがった。じゃ直そう」という思考回路がいつの間にかできていき、そのためいイライラせずに取り組めているのです。
もちろん自宅練習の時には、それをわかっていてもうまくできない時もあるでしょうが、
レッスンの時にイラつく子は本当にいないんです。
一緒に練習してあげたり、すぐ直せばいいんだよと言うことで、どの子も落ち着いて集中できるようになっています。
つまり、
レッスンの時だけでもそれができるということは、いつか一人でもやれるということです。
ピアノだけじゃない大事な何かも、ぜひ学んでくださいね♬
0コメント