【広報部】楽典とあき先生
こんにちは、広報担当です。
今日は、ある生徒さんが音大受験をした時のエピソードを紹介します。
何年か前、某音大を受験したいという生徒さんが入会しました。
受験のためには、ピアノの実技はもちろん、楽典や聴音も学ばなければなりません。
聴音とは、その名の通り(音を聴きとって楽譜におこすことかな…?)という想像がつくとは思いますが、楽典とはなんでしょう?
「音楽」についての「辞典」という意味合いをもつ「楽典」。
楽譜を正確に読み解くために、必要な知識がまとめられているものが楽典です。
ただ音符を読んで、その音を出すことだけが正しく「楽譜をよめる」ということではないのですね。
実はあき先生、自分の大学時代は楽典に面白さを感じられず、ちょっと苦痛だったそう。
しかし、演奏者として、指導者として年月と経験を経た今、もう一度楽典を学んでみると、それはそれは興味深いものだと感じることができたようです。
あき先生は、これまでずっと指導者としてだけではなく、演奏家としても腕を磨くことを怠りませんでした。
それに加えて生徒さんをもっとよくしたい、もっといい指導法を知りたい、という強い思いを持ち、数々のセミナーや演奏会に足を運んでいます。
そうして年々知識や実力をつけ、自分の中の新しい扉を増やし、また奥行きも深めていっているのです。
そのように積み重ねてきた数々の経験が、楽典のおもしろさに気づく裏打ちになったのだと思います。
受験半年前くらいから習いに来たその生徒さんは、ピアノや聴音、そして楽典も、あき先生の指導でメキメキと上達。
中でも楽典は受験よりも難しいレベルを指導に取り入れたからか、試験後には
「おそらく満点近くとれました!」
と報告してくれました。
結果はもちろん合格!
無事に夢を叶えることが出来ました。
生徒さんたちを育てる側のあき先生も、生徒さんたちと一緒に成長しています。
今でも自己研鑽を惜しまないあき先生は、とてもかっこいいですよ。
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