音楽俳壇
『ブラームス聴きし余韻に端居して』__徳永桂子さんの作品です。
端居とはちょっと聞き慣れない言葉ですが、縁側などでひとり涼み座っているさま、といった意味とか。ブラームスを聴いた夏の夕暮れでしょうか、美しい情景が浮かぶようです。
ピアノや音楽が俳句や短歌に織り込まれると、つい想像してしまいますね。
この作者の方は暮らしとともに音楽を楽しんでいらっしゃってなんと豊かな時間だろうか、と。
そういえば私、ショパンのピアノコンチェルト1番を聴くと、初夏の夕暮れを思い出します。この曲を初めて聞いたのが、初夏の夕暮れだったんですね。
その曲を聞くと、当時の思い出が甦る。
音楽は私たちの記憶と深くつながっていますね。
0コメント