②自己肯定感は
さて自己肯定感、幼少期は親御さんが褒めてあげることで子どもの心が形成されていきます。
でも関わる社会が広がっていくと、他者から評価されることもポイントになっていきます。
さしあたっては幼稚園や保育園の先生方でしょうか。こうした専門家は褒めることの必要性を知っているので、評価される機会があったら子どもを褒めてあげているでしょう。
そして習い事の先生。
これはなかなか重要です。ピアノの場合でお話しますと、子どもが「ピアノ上手だね」と褒められたとして、誰に褒められるのがより嬉しいか?
親御さんに褒められるのはまちがいなく嬉しいでしょう。でも、専門的なことを知っているピアノの先生に褒められる方がその価値が高まると感じるはずです。
この場合、しょっちゅう褒める先生ですと、褒め言葉が当たり前に思ってしまうかもしれない。またお愛想で言っていると子どもに思わせたら失敗です。かといって褒めない先生はもっとマズイ。
大事なのは、褒められた内容に生徒も心当たりがあること。
つまり、ノーミスで弾けてすごいねと褒めるなら、ノーミスで弾いた事実がないと嘘になる。
いい音色だねと褒める時は、本当にいい音色で弾いたときに言ってあげるべき。要するに嘘で褒めてはいけないのですね。
ですが、何か生徒を褒めてあげたい、でも今日は褒めるようなことが見つからないなら、挨拶がきちんとできたねとか、お返事が気持ちよくできてうれしいよとか、前回よりがんばって弾いてたねなどでもいいんです。
でも、うまくないのに「上手だね」は信用をなくしてしまうだけ。
さてお母さま方、これらは“先生”を“お母さま”に置き換えてお考え下さいね。
子どもからの信用をなくさず、でもあなたをちゃんと見てるよ、がんばっているのをわかってるよというサインをお子さんに伝えてあげてくださいね。
自己肯定感、時には親御さんだけでなく他者=先生の方から与えられるものでもあります。家族以外のおとながいるのは子どもにとって大きなプラスです♬
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