きれいな音色で
合唱の伴奏をレッスンしていて思い出したことが…
もうずいぶん前のことですが、
同じ学校の中2と中3の私の生徒さんが伴奏し、中2の子が伴奏者賞をいただいたのですが、中3のお母さまはがっかりなさったようでした。
「3年間伴奏したんですが伴奏者賞が取れなくて…でも、中2のあの生徒さんは音色がきれいなんですよね。やっぱり賞を取る生徒さんは音がきれいなんですね…」
このお母さまはピアノ経験がありません。でも音色の違いに気づき、がっかりしながらも賞を取った生徒を称えていてご立派だなぁと思ったものでした。
念のため付け加えておきますが、中3の生徒はコンクールに出れば必ず入賞する実力があり、中2の生徒はコンクールに出たことがなかったです。
音色の違いというのは目には見えませんよね。感じるものです。
ピアノというのは目に見えないことがとても大事で、私はよく“楽譜に印刷されてないことをレッスンで習ってね”と言っています。
そして音の良さは上達に欠かせないもので、それは最初のレッスンの時=基礎から教えています。
生徒さんたち、楽譜に書かれていることがすべてじゃないよ。それ以上のことを感じられるように育ってね♬
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