90歳のすーさんから学ぶこと
前々回の90歳すーさん、とてもいいお話をしてくださいます。
「若いころからたくさんの趣味をやってきて、囲碁、将棋、ゴルフ、カラオケ、麻雀など本当にいろいろと…でも、最後に残ったのが音楽でした」
「こうしてピアノの伴奏で好きな歌を歌って、私はなんて幸せだろうかと思うんですよ」
「夕方になると毎日レーザーディスクで歌うんですが、いやぁ、ピアノはいいですなぁ。音色が清らかで美しくて、本当に気持ちがいい」
「あと10年あります。それまでに抒情歌を中心にレパートリーを100曲にしたいと思っておるんですよ。今はまだ50曲くらいかな?」
「先生には失礼かもしれませんが、うまくなるというんじゃなく、楽しみに歌うということでもいいでしょうか。上手にならなくて申し訳ないが…」
____とんでもない!音楽を楽しんでほしいですから、楽しく気持ちよく歌ってくださいね。
すーさんはいつも朗々と歌ってくださって、曲の合間に拝見する笑顔が私はとっても嬉しいのです。
「今日はこの3曲をお願いしたいです」とその日に歌う曲を決めてきてくださるのですが、実はそれだけじゃないんです。なんと、
「この曲は妻を亡くした夫が思いを込めて作ったもの。こちらは竹久夢二が…」とその曲の来歴をお調べになってくるんですよ!曲をより深く理解なさろうとする姿勢に本当に頭が下がります。
「音楽、歌うことは認知症予防にいい気がしますね」
認知症どころか曜日ごとの予定がきっちり入ってらして
「これでも結構忙しくしてましてね。なのでレッスン日は〇曜日と〇曜日のどちらかでお願いできますか」
私はすーさんのレッスンがすごく楽しいです♬
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