バッハを聞いたよー君②
バッハのイギリス組曲を聞いたよー君、
「なんだかたくさんの人が弾いてるみたい」
「オーケストラのような感じ…?」
___何気ないことを言っていると思うかもしれませんが、この感想、実はすごいんです。
バッハは多声音楽で対位法という作曲の仕方。普段私たちが聞いている音楽はメロディーと伴奏でできていますが、バッハのバロック時代はそういう作曲の仕方はありませんでした。簡単にいうと、いくつかの旋律を重ねて作られているという感じかな。
そういった予備知識を与えないまま私はイギリス組曲を弾いたのですが、初めて聞いたよー君は見事にそれを聞きとったのですね。すごい!
バッハは、同じ旋律があちこちに出て来たり、重なっていたり、追いかけっこをしたり、3声、4声になったりと、複雑で独特な作風かもしれません。
食い入るように見つめるよー君を見て、この子は一度聞いただけで核心をついてるなぁと本当に感心しました♬
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