脳の発達と幼児教育
脳の発達を研究されている東北大の瀧靖之教授のお話からご紹介いたしますね。
0歳児は、見る・聞くが発達するので絵本や音楽に触れさせるのに適しており、
3~5歳のころは、発達のピークを迎える運動や楽器の習い事にはいい時期である。
習い事で知的好奇心が育つことで知識欲が高まり、突き詰めていくほど脳の可塑性が高まり、他の分野も成長させていく。ただ、過度な期待をかけないこと___
なるほど、子どもを教えている私は非常に実感していることばかり。
レッスン当初は遊びの感覚でいる小さな生徒たちが、数か月たつと真剣みが出てきます。
まちがわないように気をつけようとか、つっかえたからもう一度やろうとか、意欲が芽生えていくのですね。
新しい曲を見てむずかしそうと感じるけれど、練習の手ほどきをすることで「やれそう!」「かんたんかも!」と笑顔で帰っていく。上達への自信を深めていく様子がくっきり伝わってきます。
達成感や成功体験を味わうことは、子どもの心と脳にとってどれだけ重要な栄養になることか。
私はいつも「がんばったらできた!うれしい!」を感じられるように導きたいと思っています。それを知ると、色んなことが好転するように伸びていくのです。
そして最もむずかしいことかもしれないのが、やらせすぎず、やらなさすぎず。
「練習、さぼりすぎないようにね」は私の方針でもあります。
本人が自ら求めるまでは、その子にとってほどほどの努力であることがポイントですね♬
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