①いいハノン!
ハノン、ご存じですか?そう、いわゆる曲ではなく、指を動かすアレです。
私は子どものころ、ハノンはほとんど練習しなかったような。その価値が全然わからなかったからさぼってたんですよね。
でも15歳で先生が変わったときから、そりゃもうしごかれました。そしてこれはテクニックの基礎だとつくづく…
さて先生となった私、ある程度のレベルになったら生徒さんたちにハノンを与えています。でも、なかなかまじめにやらないであろうこともよーくわかる。かといって、やらないというのは指導者としての良心が痛むので。
ある時、中学生のゆーちゃんがすごくいい音でハノンを弾いてました。
ゆーちゃん、練習がんばったんだね。とても上手!
「…いえ、あの、すみません。あんまりやってなかったんです…」と、申し訳なさそう。
そうなの?じゃあ、今はどんな風に弾いたの?
「えーと、いつも言われてることを意識してやったんです」
そう、それでいいのよ!意識して習ったことをやっただけでこれだけ効果があるんだもの、それ、これからも実行してね。
「はい!」
___ハノンは練習の量が大事ですが、昨今の生徒さんたちは日々忙しいからそれほど要求できないよね。なので、弾くならぜひいい内容で!と伝えています。
ハノンは練習する気にならないよね?と問うとみんな一瞬戸惑うので、先生はさぼりまくってたよと言うとすごく驚くけれど、
子どものころサボってばかりだったけど、ちゃんとやると効果あるのよというと「へぇー」と。
だからと言って特訓することはないけど、どうせ弾くなら習った注意事項を守って弾くだけで十分効き目があります。これ、本当ですよ♬
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