カワイSK

18日放送の題名のない音楽会、カワイのSKについてでした。

製造工場や職人さんの仕事など、知らなかったことばかり。なるほど…と思う内容でした。

私は子どものころヤマハのアップライトから始まって、ヤマハC5A、カワイのアンティーク調の木目アップライト、ヤマハのアップライト、カワイのグランド、カワイのSK２を使用し、今はヤマハとカワイSKの2台のグランドを持っています。

新品のピアノを弾くのはもうイヤだった私がSKにしたのは。。。

新品のピアノって音が眠ってるんですよね。これはアップライトもグランドも同じで、ピアノを新しくするたびうんざり。音が目覚めて馴染むのに1年近くかかるし、それだけ体力も必要というわけで、もう新しくピアノは買わないと決めていたものでした。が。

ここでカワイの小型グランドの話になります。

当時6歳の娘用にベビーグランドを買ったのですが娘が弾かないんですよ。そりゃそうですよね、今までC5Aで弾いてたのに、小型グランドでは面白くない。子どもを甘くみてた私がバカだった…で、せっかく買ったから私が練習用に使ってたんですが、これがまた弦を切りまくる。弦が切れたら張ってもらい調律し直し…この繰り返しでとうとう新しく買おうと思ったわけです。

そこで改めてSKを弾いたところ、これは新品のピアノのイヤな感じがほぼなかった！最初から音が起きてる！それにこちらの要求によく答えてくれる！SKの音やタッチはスタンウェイに似て弾きやすいですし、弾いてて楽しいんですよ。

もう40年ほど前の話ですが、郡山にリサイタルに来た兄弟子・清水和音氏の楽屋のお世話をした時に、

「ヤマハのS400を弾いてるんだけど、これいいよ。ちょっと高いけど」と。私には高価すぎて猫に小判だなと思ったのですが、それに比べたらSKは、その性能と値段の折り合いがとてもお手頃。数年前に生徒のみーちゃんもSKを選びました。音色やタッチがとてもいいですよね。

なんだかSKのコマーシャルのような話になってしまいましたが、題名のない音楽会で取り上げられたのでつい。。。♬