子どもの眼
眼科医のお話で、
「子供にブルーライトが悪いという説があるけれど、それよりも動画を見ることで目を動かさなくなっている傾向がある」と。
動画は次々流れてくるから眼を動かさなくてもいい、ということらしいのですが。
そういえば、と思い当たる節があるのは、最近のお子さんは目の使いかたがうまくないような気がしていました。
というのは、ピアノを弾く=楽譜を見ていくことですが、今弾いている音符を見ていると次の音がさっと弾けない、もしくはミスしやすくなります。
実際にピアノを弾いているとき、今弾いている音と見ている音符が微妙にちがいます。つまり“時差”が生じているということ。それがすんなり弾けることにつながっています。
ピアノを習っているとそれが自然とできるようになっていて、これはおそらく誰もが無意識にやっていることでしょう。
同じことが、本を読むときにも言えます。
アナウンサーの方がすいすいと原稿を読むときに、今発声している文字でなく、無意識にその先の文字を見ている、だからつっかえずに読める。考えてみればもっともですよね。
目の動きが能動的なら、目と脳が直結するということになるのでは?
私は指導するときに子どもの眼の動きを見ていますが、目が自然と先を見ている子はミスが少なく、目の動きが遅い場合はつっかえやすい。
眼の動きで脳が何を考え、何を準備しているかわかるので、自然といい動きができるといいですね♬
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