②想像力を広げて~EQ
IQが知能指数ということはご存じの通りですが、EQというのは心のIQ 。気持ちのコントロールや対人関係、社会性に影響するものといわれています。
私たちが生きていく上で、社会との関係は切っても切れませんね。社会、それはつまり対人関係といってもいいほどです。
対人関係を良好にしながら自分との折り合いをつけていく、それが社会で生きていく上で必要です。その対人関係を良好な状態にして行けること、良好に発展させて行ける力がEQです。
生きているとあらゆる場面で大小の問題が生じますが、あらゆる問題に対処できること、合理的に判断できること、適切に解決できること、それら含んだ総合的な思考力があるといいですよね。そうしたものの元がEQの力。
勉強ができる、点数が取れるといったことではなく、理論的な思考で相手との関係を保ちつつ解決に導いていく。他者の気持ちや立場を理解しながら対処することで、良好な状態で解決できる力、そういったものは相手に対する想像力がないと難しい。
想像するにはいろんな経験やお手本も大事ですが、子どものうちに想像が広げられる環境や理解を示していくことがポイントです。想像力は、脳を柔らかく育てつつ可動域が広がっていきます。
時々生徒さんに、この曲はどんな感じ?と訊くのですが、「うーん…」と黙ってしまう場合があります。
でも、小さな時からイメージ喚起することでイメージ力も想像力も育っていくのが伝わってきます。そしてその力が豊かな生徒は、ピアノの上達はもちろん、人格形成の面ものびやかで会話がスムーズ、いろんなものを発展できる力を持つようになるのです。
ピアノのレッスンでピアノだけを学ぶのでなく、色んな知性を育てていきましょうね♬
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