協調性運動と脳の関係

先日、両手の協調性運動が知能や人間関係を伸ばすという趣旨の番組が放映されましたね。ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。

協調性運動というのは聞き慣れない言葉ですが、簡単に言うと、両手を使って色んな作業をするということ。

たとえば子どもなら、ボタンをはめる、ひもを結ぶ、ボール投げをする、塗り絵をする、あやとりをするなど。もっと成長すると、ふたを開ける、タオルを絞る、料理をするなども協調性運動ですね。左手で野菜を押さえ右手で包丁を使うなど、これは高齢者の方にとっても大変いい作業です。

現代のお子さんは、こうした両手をうまく使う作業が苦手な傾向があると以前から言われていましたが、ある看護学校の先生からこんな話を聞きました。

「看護学校の受験面接の時、タオルを絞らせるということをさせたところ、それができなかった生徒が数名いました。どうやったか?おにぎりを作るように丸めたんですよ」

つまり、タオルを絞るということをやったことがなく、おそらくそれを見た記憶もないのでしょうね。便利になった弊害かもしれません。

さて、

私も日々のレッスンで感じていますが、むかしの子供より今の子供たちは筆圧が弱い子が多いですね。そして〇をきちんと書けない。どういうことかと言いますと、書き終わる時に〇を閉じることがなくひゅっと流してしまうんです。そして色を塗る時も、きれいに塗ろうという意識が薄く雑になってしまっていたり。

おそらく、ですが、鉛筆をうまく使いこなせていなかったり、きちんと作業するのがめんどくさかったりしているように思います。

もちろん、何年かするとよくなってはきます。でも、幼稚園学齢ならそれなりにできてもいいはずとも思います。

指を使うことは微細運動と言って、おおざっぱな粗大運動より高度ですがその最たるものがピアノ。だから脳科学者はまずピアノを推奨するのです。

指を使い、両手の協調性運動を伸ばすことで知能が育つ。

これは現場の私が見てもまちがいなくその通りですよ。

意識してお子さんを育てていきたいですね♬

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