気持ちの伝播
人間の性格には色んなタイプがありますね。
ざっくり分けて、明るい・元気タイプと、静か・おとなしいタイプのお子さんについてお話します。
子どもだけでなく大人も、暗いより明るい方がいいと思いますよね。それは確かにそうです。
暗いというか、何事もマイナス方向に考える人は、そういう思考回路ができているということになると言えます。マイナス思考はセロトニン不足になりやすいので、人を幸せにしにくいですよね。でも、見方を変えると慎重で落ち着いているという面もある。
明るく元気な人は、それだけで落ち込みも少なく回復も早くていいですよね。失敗にもこだわりすぎず次へトライするエネルギーがある。ただ、思慮に欠ける傾向もあるかもしれない。
このように、どちらもいいことばかりではなく両面併せ持っています。
もしご自分がマイナス傾向にあってそれを変えたいと思うなら、性格を変えるなんてムリというのでなく、思考回路を変えていけばいいのです。それに関してはまた別の機会に譲りますが、
今回は生徒さんたちについてちょっと考えてみましょう。
明るくていつも元気な対応の子たちは、レッスン室に入った時から笑顔で元気いっぱい!
私もつられて元気な気持ちになって、声も少し大きめになります。そう。元気や明るさが伝染するんですね。
では、静かで口数の少ないタイプの生徒さんが入室したら、私も暗めになるのか?___いいえ。
静かな生徒さんといると、私の気持ちも鎮まって落ち着きます。優しく繊細な感じも伝わってくるので、こちらも自然と穏やかな気持ちになって安らぐのです。
このように気持ちは一緒にいる人や環境から伝染します。
ということは、私の気持ちも生徒へ伝染するということですよね。
なので、元気な子にはこちらも元気に接しますが、静かな子にあんまり元気よく話しかけていると生徒も明るくなることもあるでしょうが、委縮する場合もあるので注意が必要です。
タイプがちがっていても、感情に悪意がなければお互いの居心地は悪化しません。
カウンセリングの基本は理解と共感。
レッスンも同じだと私は実感しています。
明るいのはとてもいいこと、マイナス思考は少しずつ改善させていくこと、そして勢いが強いとかえって緊張したり萎縮したりするタイプがいることを知っておくことで、相互理解がしやすくなりますよ。
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