★【再掲】練習の迷路に…【2022.02.19】
練習の迷路って?
ピンと来ないですよね、私の造語?です。
練習しているとき、
うまくいかなくて、弾けるようにならなくて、
なにがなんだかわからなくなっちゃうとき、
そういうときは練習の迷路に入っちゃったんだなぁと思います。
さて、
まーちゃんのレッスン、送迎のお母さまがお顔を出してくれました。
「弾けない、わからないって泣きそうになっちゃってて…
習ったとおりにやれてないんじゃないの?と言ったら、
習ったのにできなくてあき先生に申し訳ないような、
できないことが悔しいような、そんな様子で…」
はい、わかりました。お母さまも見学なさるとのこと、どうぞどうぞ。
えーと、どこが弾けないの?
「このあたりが…何が何だかわかんなくて(しょんぼり)」
OK!じゃあ一緒にやってみようね。
まずは右手、おんぷ読んでみて?__そうそう、合ってるよ。
じゃあ弾いてみて?___そうそう、それでいいよ。弾けてますね。
次は左手ね___「ここがちょっと・・・」
そうか、いきなり弾こうとするからできなかったのね。じゃあ…
うまくいかなかった原因を見つけて、ひとつずつゆっくり進めていったらすぐできた!よかったねぇ!
できないと思うと焦るし不安になるよね。わかるわかる。
それをひとりでトライするのは本当に心細いことでしょう。
でも、先生と一緒に練習してみたら絶対できるんですよ。
ひとりでは挫けても、先生といっしょなら落ち着いてやれる。
そう、それでいいんです。
だんだんと、ひとりでも取り組めるようになっていくんです。
レッスンでは、一人じゃ大変かもというところに私が付き合って練習しています。
その段階でだいたい7割以上はできていますので、
それを1週間かけて復習して慣れてきてね、と。
心細くなる気持ち、焦る気持ち、
先生とやったときは弾けていたのに何で今はできないのと不安な気持ち、
これ、ぜーんぶ先生も子供の時に経験しているんですよ。
だから、あなたの気持ちがよくわかるの。
できるまで何度でもつきあうよ。だから「できない…」と沈まないでね。
今回はお母さまもいいご対応をしてくださいました。
こんなふうに困っているようだと伝えてくださったこと、
お子さんを叱らずに、先生に相談してみようと思ってくださったこと。
ここで、自分はダメだと自信を失わせることが一番よくないですものね。
いいご判断をいただいて、まーちゃんは安心したお顔で帰っていきました。
私が子どもの時にも、
落ち込んだ自分に寄り添ってくれる人が欲しかったなぁ。。。
私の先生としての原点はここにもあります。
自分が子供の時にしてほしかったレッスンや対応を、
自分の生徒にはしてあげようと。
みんながうまくできるように先生はいつでも力を貸すよ。
忘れないでね♬
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