蜜蜂と遠雷
BSで放送された映画を見ました。以前、原作は読んだのですが、映像化に当たって原作とは多少違った視点で描かれたんですね。と、それはさておき。
コンテスタントたちのいろんな葛藤、それぞれの人生模様、本当に身につまされることが多いんですよ。世界を見ると、必ずしも恵まれた環境ばかりじゃないし、コンクールというのは運のようなものも大きいし。
俳優の方々もよく練習されたようで、演奏の吹き替えはあったとしてもピアニスト然とした動きはとてもよくできていましたね。さすが。コンチェルトはなかなかの圧巻です。
映画の評論はできませんが、懐かしく思い出されたことを少し…
映画に使われた曲ではないけれど、合間に流れてきた曲に、あれ?ひさしぶり、これなんだっけ?あ!
そう。卒業試験に弾いたリストのメフィストワルツ。
すっかりご無沙汰してた作品に急に出会って、一気にタイムスリップした気が。よくがんばってたなぁとむかしの自分を少し褒めてあげていたら、
映画の最後に聴こえてきたのはイスラメイ?まちがってたらすみませんが、
これもまたとても懐かしい。。。いえ、これは私、弾いてませんよ。
一度だけですが、私、清水和音さんと同じ発表会に出たことがあります。先生が同じだったので、そのご縁で。もちろん私など足元にも及ばないのは周知の通りですが、そのときの和音さんは高校3年で、日本音楽コンクールの本選を控えた時でした。
「発表会の振り返りをお母さんたちとしていたら和音ちゃんもやってきてびっくりよ。あと1週間で本番なのに何やってるの?って。ここで練習しなさいって慌てたのよ」
こんなふうにお話しくださったのはけいこ先生。私は大先輩の和音氏のピアノを圧倒された思いで聴いてたっけ。
たしかあの時の本選会は、和音氏が高3で3位入賞だったか?もうそれだけですごい話でしたので、一瞬でも同じステージ、同じピアノに触れただけでも光栄なことですね。
蜜蜂と遠雷、コンクールやピアノが好きな人には面白いかもしれませんよ♬
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