爪のお仕事
ピアノを弾くとき、爪は短めにと言われたことがあるでしょう。
弾くときにつま先を使うからですが、指の形は音色と関係しているので爪が長いと音色が変わってしまうんですよ。
また、鍵盤の隙間に引っかかるとケガしてしまいますから、爪は短めにお願いします。
___ということで、前回の発表会の記念品では爪切りを選んだわけです。
あら、高校生のみーちゃん、左2の指の爪が黒い…
それ、どうしたの?
「あー、車のドアに挟んじゃって…骨折はしてなかったけれど爪が死んじゃったらしくて」
えー!聞いただけで痛い…大丈夫?
「はい!もうあんまり痛くないんです。新しい爪も中から生まれてきてるみたいだし」
それにしても大変だったねぇ。。。
そして2週間後、指に包帯が。
「昨日、着替えているときに引っ掛けたらしくて爪がはがれたんですよー」
えー!剥がれた?いたくない?
「もう死んじゃってた爪だからあんまり痛くないんです。新しい爪はまだ半分くらいで…」
___本当に聞いてるだけでもコワイですよね。
さて、爪はどんな役割を担っているか?
昔、ピアノの試験のため練習を重ねていたら爪の層が少しずつ剥がれていきました。
弾く衝撃で爪が削られていった?らしく、親指のタッチする辺りの爪が数ミリ程度欠けた状態。
別に痛くもないからいいかと思ってましたが、なんと、その指で弾くと音色がちがうんですよ。なんていうか、“決まらない”感じ?
爪がないということは指先がしっかりしないということだと、身をもって分かったときでした。
爪って大事。すごく大事。
でも伸びてるのはいけませんよ♬
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