①相性?
人それぞれ個性がありますから、曲やテキストとの相性というのも出てきます。
最初のうちは生徒と曲の相性ははっきりしない、というよりあんまりないかもですが(初歩のうちは相性も何もシンプルな手ほどきなので)
でも進んでいくうちに、なんだかこれは相性が合わないかも?と思うことがあります。
もちろん、何の不都合なく進めるようなら合っている証拠だから問題なし。
すんなりいかないなぁという場合は、その本、作曲形式があなたに合ってない可能性があります。
それに気づくのは先生です。
生徒さんたちは与えられた楽譜を練習するしかないし、曲や本と相性があるとは想像できないですものね。
さて、
昨今はたくさんの教則本が発行されていますが、先生方がそのすべてを網羅するのは難しい。
でも、それら全部が違った方向ではなくいくつかに分類できるので、それを知っていれば生徒に合った本を選べるということです。
私は、初心者の手ほどきの段階で少しずつ生徒の傾向を分析し、それぞれに合った本を選んでいくようにしています。
相性のいい本ならすいすい弾ける、ということは結構ありますよ。
ある生徒さんにテキストを選んだところ、それがドンピシャ当たって笑顔で弾くようになり、さらに自信がついて練習をどんどん進めてくるようになりました!これは本当にうれしかったですね。
また大きくなった生徒さんがある時、
「私、ショパンはそれほどじゃないんですがベートーヴェンやバッハが好きなんです」と自ら伝えてくれたときは、
だったらこの曲やこれもおすすめ!と選曲が広がって導く手ごたえを感じることもありました。
ピアノのこと、意外に自分じゃ気づかないこともある。成長とともに好みもはっきりしてくる。
そういったことを先生と話し合うことで、さらにいいピアノを弾くことができますよ♬
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