記憶とピアノ
記憶力とピアノが関係しているというのはご存知の方も多いかと思います。
ピアノを弾くときに使われる脳の分野が、記憶分野と近いとのこと。
さて、
郡山市の依頼で、おとなの方々に音楽指導した時のことです。
この曲、聞いたことありませんか?という問いかけにどの方も
「うーん、ないですねぇ…」
その後の歌唱指導でもみなさんにピアノ経験や音楽経験はなかったようで、
どこかで聞いているはずの曲を歌えるようになるのに、思った以上に時間がかかりました。
小さな生徒さんたちに同じようなことを聞くことがあります。
この曲、聞いたことあるかな?と弾いてあげると、
「あ、題名は知らないけどなんとなく知ってる。聞いたことあるみたい」と返ってきます。
人は、
新しい事柄に対して親和感があると、理解しやすく覚えやすくなります。
でも、親和感がないと異質なものとして感じ浸透しにくくなる。つまり、理解や覚えに時間がかかるということです。
何気なく生活している中で、私たちは知らないうちに色んな事を見たり聞いたりしている。
自分が意識しないところで、
なんとなく知ってるような、聞いたことあるような、という経験があるほど、その分野に対するハードルが下がり、理解しやすくなっていきます。
初めての単元になったとき、なじみがないものだとなんとなく難しいような気がする。それと同じですね。
なんとなく聞いたことある、というだけでアプローチしやすくなる。
記憶の分野が動くためにも、ピアノ、弾いてくださいね♬
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