継続力を育てる
レッスンから学ぶ大事なこと、
集中力や注意力、思考力、努力する習慣などに加えて“継続力”があります。
継続力、もちろんその通りの意味ですね。
なんでもそうですが、長くやっていると飽きがやって来ます。
これはずっと以前にお話しした“馴化”というもので、人は誰でも馴化していきます。
さて
その、馴化=飽き、とどう付き合っていけばいいのか?
これは要するに、
「気が向かないなぁ、イヤだなぁ」という時をどう乗り越えるか?ですが、
そういう時が来たら、今まで通りに頑張らせてはいけないということ。
いつもやってたんだからいつものようにやりなさい、と
おとなは言いたくなってしまうけれど、そこはちょっと我慢して。
おとなだって、
なんだかいやだなぁ、気が向かないなぁということはありますよね。
子どもも同じ、というか人はみんな同じ。
だから、
そういう時に白黒つけようとすると成長を止めることになるので、
見て見ぬふりをする、義務化しない、適当に本人に任せるなど、緩めることが本当に大事。
人は不思議なもので、
あいまいに緩めたままにしておくと、またちょっとしたきっかけでやれるようになっていくのです。
つまり、不調の波が来たらそこに注目せずに、「こういう時もあるよね、予定通りだわ」と思うことで、またいつか調子が上がっていくのです。
もちろん、生徒さんの波は先生も感じますから、その時は緩めて追及しすぎないように対応しています。それで全然OK。
親御さんがた、子どもも人間、ロボットじゃないので体調と同じようにいい時悪い時があって当然。だからそうときはしばらく様子見ですよ。
要求を通そうとすると親子関係が悪くなるばかりでなく、信頼関係も崩れます。
ましてや叱るなどすると、「親は私を理解してくれないんだ」という気持ちになってしまうこともあります。
理屈での正論はありますが、相手は生きている人間。
長くレッスンをしている生徒さんたち全員、こういう波を何度も経験していますよね。
乗らない時期をやり過ごすことで、何に対しても、
継続していくこと=実力の成長が手に入ります。
私たちおとなは、つい目的意識を持ちすぎて子供に色々要求しがちですが、
子どもは育てるもの。
それも、一直線に育っていくのではなく、緩やかな波を描きながら上がったり下がったりを繰り返して大きく育っていくものです。
もちろん私自身も、それを忘れないように生徒を育てていかないと…ですね♬
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