②脱力は大事

みなさんは脱力がどうしてそんなに重要か、ご存じですか？

力が入った状態で弾くと、音色が固くなる、指の動きが悪くなる、速いところが弾けなくなる、フォルテが出せなくなる…などが挙げられます。単純にいうと、力が入ると手首や腕の筋肉が痛くなって指の動きに影響するからうまく弾けなくなるんですね。

では、力抜いてねと言われて抜いて弾けるかと言えば、すでに癖がついてしまっているとそれはムリかも。現に私がそうでしたし。

ですので、初心者の段階から力を入れないように弾かせていくことが大事になってくるんですね。

私の自負になりますが、教え子たちが限界を迎えず伸び続けていけるのは、基礎力と脱力した状態で弾けるからに他ならないと思っています。

生徒さんたちが、子犬のワルツや幻想即興曲、革命、英雄ポロネーズ、バラード、リストやラフマニノフなどテンポの速い曲を弾きこなせるのは本当に誇らしく感心しています。

初心者の時から、脱力しながらテクニックも表現も伸ばして、限界なく弾いていける力をつける。これが常に私が向かっているものです。

楽譜に書かれていない色んなことが本当に大事。

レッスンではそれをしっかり学んでくださいね♬