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指導していると色んなケースに出会います。
もうずっと昔のことですが、あるお母さんから
「指の番号の通り弾かないとダメですか?うちの子、1本の指なら弾けるんですけど」と聞かれたことがあります。
___ほほう。。。
指の番号通りに弾く必要性に関してはまた別の機会にお話ししますが、おそらくこのお母さんは、音がまちがってないなら何の指で弾いてもいいんじゃないかと思ったのだろうと推測いたしました。
さて、私は常に生徒の先を描いて指導しています。
つまり、今はそれでよくても、数年後いい演奏ができるようになるか?
上手いというのも色々あるでしょうが、私は、楽譜に書かれてた以上の表現ができること、完成度が高いことと思っています。
それを考えると、小さな時はそれでよくても、将来的に、例えば小学校中学年にはすでに大きな差がついてしまうと分かってるからです。
もしも学校やコンクールで、自分よりうまい人がいたらちょっとショックじゃありませんか?
練習もしているしノーミスで弾いているのに、なぜ自分は評価されないのか?
この理由、先生にはわかります。
それまで積み重ねてきた質の高さがどれほどか?ということなんですね。
紙面ではお伝えしきれないことがたくさんあるのですべてはレッスン室で教えていますが、
些細なことのように見えても、とても大事なことをいつもしっかり教えていますので、「へー、そうなんだ」と思ってどうぞレッスンを生かした練習をしてみてくださいね♬
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