脳を動かす
ピアノが脳の成長に有効というのは、みなさんもうご存じのことと思います。
レッスンしていると、いろんな場面で脳を刺激し使っていることを実感していますが、そのひとつをご紹介しますね。
ピアノを弾くとき、楽譜を見ますね。その時『今弾いているところの、少し先を目が見ていること』というのがあります。
ピアノを弾く人は、今出した音の次のおんぷを次々と見ているんですね。つまり、今弾いているところと、目が見ているところに若干の時差がある。これはみなさん無意識にやっていることなんですが、それがうまくできていないとスムーズには弾けないんです。
生徒さんたちを見ているとその眼の使い方ができてない場合があり、そんな時私は楽譜を指して視線を誘導します。そうしていくうちに、目が少し先のおんぷを見るようになっていくのです。
目の前のことしか見てないとうまく弾けない。
つまり、目=脳を次へと動かすことをしないとピアノは弾けるようにならないのです。
昨今、お子さんの遊びがゲームやネット関係が多くを占め、自らが何もせずとも次々画面が変わっていきます。それに慣れてしまうと、自分で自分の目=脳を動かすことができなくなってしまうかもしれない。
能動的に自分を動かす力を養うこと。
子どもの能力を生かしていくには大事なことと思います♬
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