本当だよ
引き継いで3ヶ月めのさーちゃん(小5)うちの教室に来た段階で、バッハのインヴェンションもモーツァルトのソナタもあらかたやっていてすごい!
譜読みも早いし基本的なことは心配ない、ですのでここからもっとうまくなるための内容を教え始めたのですが、なにがすごいってこのさーちゃん、教えたことを翌週までにほぼマスターしてくる。それも、音のミスとかそういうことじゃない、指や無意識で弾いてたであろう音の出し方なども。。。びっくりですよね。
さーちゃん、よくできたねぇ。この弾き方、前の先生の時もやってたの?
「…いえ」(←口数少ないタイプです)
すごいねぇ、とてもよくなってるよ!
「あ…はい」(←控えめです)
でね、バッハはこういうトリルや装飾音符は、楽譜通りじゃなくてもいいのよ。たとえば楽譜に書かれてないところにトリル入れてもいいし…
「・・・」(←無言でじっと私の顔を見る)
え?ウソって思ってる?ほんとだってば!信じてね。
___お引越し前に習っていた先生がいろいろ詳しかったであろうというのは、進度や選んでいる楽譜からもわかります。だから、知り合って間もない先生の言うことに怪訝な顔するのもムリはないなぁとちょっと焦る私。ですが、これ、ほんとなんですよ。
バロック時代の作品は、楽譜通りに装飾音符を入れなくてもいいし、印がない所で飾りの音を入れてもいいし、なんなら即興的に刺繍音を入れてもOK。
でも、あんまりかけ離れてはマズいので、おおまかにこんな感じに弾きましょうかということになっているわけです。
ともあれ、新しい先生が、今までの先生と違った内容を教えることは結構あります。
それは言葉の使いかたが違っているだけかもしれないし、内容が違うこともあるでしょう。なので、もし疑問に思ったら遠慮なく訊いてくださいね。
さーちゃんはもちろん、私の所へ来てくれた生徒さんたちみんな、絶対に期待は裏切りませんよ♬
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