バッハを弾くと…
私、平日の朝は自分の練習をする習慣で、ほぼ必ず弾くのがバッハ。
組曲だったり平均律だったりですが、先日ふと気づいたことが。
それは、バッハを弾いていると『アストリッドとラファエル』を思い出すんですよね。
これ、ご存じですか?NHKでやってたフランスのドラマで、ラファエルは女性刑事、アストリッドは自閉症の文書係。二人で事件を解決していく話です。
なんであのドラマを思い出すんだろう?不思議に思って録画を見てみたところ、アストリッドがバッハを流しているシーンがいくつかあったんですね。すっかり忘れてた。
自閉症は発達症候群のひとつで定型発達の人とは違った感覚を持っていることが多く、それゆえご本人はしんどいこともあるのですが、誰も気づかないことに気づいたり感じたりするので、アストリッドはその力で事件の糸口を見つけていくのですね。
私は1998年からコロナになるまで、あすなろ作業所というところでボランティアで音楽指導をしていて、ピアノ教室では以前から発達症候群の生徒さんもレッスンしています。
こうしたことから、ムリと思えることでも継続することで出来るようになっていく過程をたくさん見てきましたし、最近よく言われる色んな生きづらさにも関心を寄せています。また、そこから非常に多くのことを学ばせていただいています。
多様化が叫ばれる現代で、ピアノのよさを知ってほしい、人間の様々な成長にどれだけプラスになるか知ってほしいと、いつも願っています。
さて、今年もあとわずか…みなさま方にはいろいろお世話になりました。
どうぞよいお年をお迎えくださいませ♬
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