③発表会~第3部
ということで第3部は中高生とおとなの生徒さんたち。
こちらもプログラムはコンサート並み。今年はショパン、シベリウス、ドビュッシー、メンデルスゾーンなどが並びました。
第2部の中学生たちにも同じことを思うのですが、中高生は忙しいですよね。部活や塾もあって大変だろうなと。
だから、曲を私から勧めることは少ないのです。というのも、難しい曲を勧めると、忙しいのにかわいそうだよねと思っちゃって。なので、本人が弾きたい曲を見つけてきたら、これならそれほど苦労しなくてもよさそう、こっちはちょっと大変かもとアドバイスします。すると「大変だけど弾きたいからがんばる!」「じゃあ、ムリできないかもだからこっちにしようかな」と。もちろん、どっちを選んでもいいんです、要は、何を弾く?ではなく完成度だから。
弾きたいからがんばる!というのってすごくいいですよね。こういう選びかたをした子は例外なく本当にがんばります。そして想像以上に成果を上げる。先生の心配なんてムダ。教えているとほれぼれすることさえありますよ。本当に純度の高いレッスンで。
弾きたいものを見つけた時、それが今の自分にふさわしいか?無謀か?その判断は先生じゃないと難しい。思った以上に弾けそうということもあるし、大変そうじゃない曲なのに実はすごく難しいということもいっぱいある。そういうことを含めてアドバイスしますので、遠慮なく相談してくださいね。
さて、おとなの生徒さんも伸び率がすごく大きいですよね。
はーさんはレッスンして3年ほどのとても謙虚な紳士。ピアノに対する誠実さと敬意があって、さらに素直にレッスンを吸収なさってすばらしい!音色も柔らかくきれいで、旋律を伝える力が伸びていいショパンを聴かせてくれました。
しーさんは中学生以来のレッスンを再開して5年ほど、譜読みが早く正確でほぼミスがない。これってすごいですよね。着々と上達を進めて今回は幻想即興曲をチョイス。速さだけでなく表現やメロディーの出し方など含めよく仕上げてくれました。5年前は、正直ここまで弾けるようになるとは思ってなかったですよ。おとなの方は仕事もあって練習が大変だろうし。
でも、このお二人だけでなく、発表会には出ていませんが通称マスターも練習時間をきっちり取っているようで、それは本当にすごい!男性の方が極めていく特性があるというのは本当かも。。。
自画自賛なようですが、どの生徒さんも本当にいい演奏を聴かせてくれて、嬉しい一日となりました♬
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