子どもの気持ちとおとなたち

何でも話してくる幼児期から、それほど話さなくなってくる小学校低学年ごろ。そうなると親御さんは少し心配になってきます。子どものことをもっと知っておきたいと思うのですね。

さて、

子どもは子どもなりに、客観的に色んなことがわかってきます。

おとなに話してもどうせわかってもらえない、話しても仕方がないと思ったら言わなくなる。言ったら叱られるかも、否定されそうと思ったら言わなくなる。これらは子どもなりの処世術のようなものですね。

言わないことで守りに入っていることもあれば、都合のいいことしか話さないこともある。うちの子は色々話してるから大丈夫と思いきや、話す内容を選択していることはよくあります。

こういったことは特に心配するようなものではなく、ごくふつうの成長過程。

子どもに、親以外の世界が出来上がっていく成長なんですね。

もちろん、なんでも秘密にしてあとで困ったことにならなければいいわけですが、なんでも把握しておきたいタイプの親御さんだと軋轢が生まれることも。知りたがる親に対して、親の求めることだけ選んで話す子どももいるかもしれませんし、親に対して演技を覚えるかもしれない。こうなってくると少し心配ですが。

子どもにも、幼稚園や学校での顔というのがあります。

家庭の中とは違った言動は、あってあたりまえ。それが成長でもあります。

ではおとなたちはどうしていけばいいのか?

これは普段からのことですが、

子どもが話しやすい環境を作っていくこと。困ったときに相談したり喋れる雰囲気を作っていくことです。

子どもが何か言っても、それを批判したり否定したりすることが多いと、言いたくても言えなくなってしまいますよね。それはおとなだって同じ。返ってくる言葉が想像できてしまうと何も言う気が起こらなくなりますものね。

相手が話しやすくなる雰囲気を常日頃から作っていくようにする。

本音で話せる親子関係というのは、双方にとってとても大事な絆になりますよ。

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レッスンの時、ピアノ以外のことを生徒さんに話しかけることがあります。いわゆる雑談ですが、その口調や表情で生徒の状態がなんとなくわかる。口火を切ることで、生徒たちから話してくることも多いです。

「今ね、運動会の練習でね…」「部活の大会が近くて疲れちゃった」「クラス替えしたらある男子が…」

一通り聞いてあげると、子どもたちの表情が和らいでピアノに向かいます。こういう時の集中って、なかなかいい感じなんですよ。気持ちのつかえが少し取れるのかな?

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